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バングラデシュ若手YP作家の活躍

発売されたばかりのDays Japan3月号のISIS特集にYP作家イスマイル・フェルドゥスの写真と文が掲載されました。現在25歳、バングラデシュの若手の一人です。YPでは2011,12年と収蔵。「イスラム国」に追われシリアからトルコに逃れるクルド系住民を取材しています。取材をしたのは昨年10月、フェルドゥスは、今後もクルド系住民の取材を続ける予定で、来月はシリアのコバニへ向かうとのこと。日本のメディアからのアサインメントも募集中。
3/21から開催の「2014年度ヤング・ポートフォリオ」では36人の作家のなかで、過去最多の7人のバングラデシュ作家がいます。毎年選考委員のハラワタをぐっと掴んでしまうバングラデシュの作家たち。それはなぜなのか?ぜひ展示をお楽しみに。

Ismail Ferdous City Lives and Faces - Tight and Squeeze Journey, 2009 (YP2012年度収蔵) ⒸIsmail Ferdous

Ismail Ferdous
City Lives and Faces – Tight and Squeeze Journey, 2009
(YP2012年度収蔵)
ⒸIsmail Ferdous

 

「2014年度ヤング・ポートフォリオ」に展示のYPOB元田敬三「Sunday Harajuku」

元田敬三《Sunday Harajuku》2005 ⒸKeizo Motoda

元田敬三《Sunday Harajuku》2005
ⒸKeizo Motoda

YP卒業生(OB)の元田敬三氏が、寄贈くださった作品《Sunday Harajuku》のうち、最後の大型作品(149.5x218.8cm)の搬入のために来館された。「人」が好きで、YP時代から一貫してポートレートにこだわる元田氏。何気なく、本当に人を撮ることが好きなんですね、と話しかけると、初めて撮影に行った場所は京都の清水寺だった、と。理由は「人が好きだから。(清水寺なら)人がいっぱいいてるかな、と思って。」

清水寺以降も、多くの「人」を求めて大阪城公園でストリート・ミュージシャンを撮影していると、隣にも撮影している学生が。そこで「写真撮り始めたけど、これからどうしたらいいか」と訊ねてみたら「写真集を見たほうがいいよ」と。そのときに薦められ「ロバート・フランクとウィリアム・クラインの写真集とか見た」のが、彼が写真の勉強をはじめたきっかけだったそうだ。

そうはいっても、ストリートでどうしても撮りたい「この人!」という人を見つけるのは本当に難しいので、見つけたときには「いてた!いてた!!」と大興奮する。しかし断られたら終りなので、それなりに時間をかけて慎重にその人を観察する。今だと思う瞬間に話しかけ、撮影許可を得る。展示をするときには、もちろんその人にも連絡をとる。彼のモデルとなった人々は、よくギャラリーなどに見に来るそうだ。会場に二度来て、じっと佇んで見ている後ろ姿が印象的だった、という人も。その人にとっても「最高!」と思える瞬間がモノクロの世界に刻まれているのだから、二度来る気持ちにもなるのだろう。

撮る人と撮られる人とが良い関係性をつくれるということは、写真家にとって最も難しいこと。そこに始まり、そこに終わると言っても良いだろう。「最近は、好きなものが、より極端になってきた」という元田氏の最新のZINE『01 GO – SUNPACK』を見ると、車、人、バイク、車、人、バイク、人、人、人・・・。この写真は、どういう状況?と聞くと、このおっちゃんはこうでああで、 とバックグラウンドを語ってくれる。短い時間なのに、よくぞそこまで相手の心を開くことができるものだと感心する。好きだから撮る。好きなものだけ撮る。 それが、思い切りのいい強い写真になる。失速を知らない元田氏の生き方そのものではないか。

3/21(祝・土)~はじまる2014年度ヤング・ポートフォリオ展では、選考委員森山大道、瀬戸正人、細江英公(館長)が20〜30代に撮影した初期作品と、YPを卒業後も活躍中の野口里佳、元田敬三、石塚元太良の作品も展示します。どうぞお楽しみに!

K・MoPA開館20周年記念展 「原点を、永遠に。」 2014.8.10 佐伯剛 × 百瀬俊哉×中藤毅彦×会田法行 トーク

●『風の旅人』編集長 佐伯剛×YP卒業作家・百瀬俊哉、中藤毅彦、会田法行によるトーク

昨年8月に開催した当館の20周年企画展 「原点を、永遠に。」(於東京都写真美術館)。本展の記念トーク・イベント第二弾は、台風接近中の2014年8月10日(日)に開催いたしました。進行役の佐伯剛氏によるヤング・ポートフォリオ(YP)評、そして、YP卒業後も写真家として精力的に活動する百瀬、中藤毅、会田が、互いの作品について言及するスリリングな瞬間も。約90分間のノーカット映像をお楽しみください。

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