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2014年度ヤング・ポートフォリオ展:YPOB作品の展示

いよいよ6月に入り、2014年度ヤング・ポートフォリオ展(YP)の会期も残りあと2週間余りとなりました。本展では、3人のYPOB(YP卒業生)による新作を展示しています。YPを初めてから20年を迎えるにあたり、当館ではYPを卒業した作家たちの活躍にも注目して行こうと考えています。不定期ではありますが、YPOBの作品を収蔵・展示して参りますので、今後はYPだけなくYPOB作品の展示にも着目していただければ幸いです。2014年度に収蔵したのは、野口里佳、元田敬三、石塚元太良の作品です。本日は野口里佳の作品をご紹介します。 
野口は、1995年の第一回ヤング・ポートフォリオにてモノクロの《座標感覚》を3点収蔵。これらの作品は、まだ野口が日本大学芸術学部在学中の作品です。(画像はYPデータベースにてご覧いただけます)
http://kmopa-yp.com/…/search.htm;jsessionid=B7749D7FE05F663…

ファインダーの縦横軸の中に小さな小さな人間を捉えた《座標感覚》。荒川土手に水平線を合わせてファインダーを覗いていたら、シャッターを押す瞬間に、立っていた人がピョンと飛び上がったそうです。次元や時空間のシンクロの妙。当時、野口の写真から、ざわざわとした予兆を感じたことを今も記憶しています。
 現在ドイツを拠点に制作活動を行う野口の近作で、YPOB作品として収蔵したのは、シリーズ《太陽》からの3点です。ピンホールカメラで捉えた太陽の光、色、そして輪郭。すべての作品に通底する「地球という星」への好奇心に満ちた眼差し。「宇宙人に頼まれて地球の写真を撮っているような気がする」と語る野口の最初期の作品と、その発展のプロセスをどうぞご覧ください。

20150605180804-0001

YP2014小冊子p.32

20周年にあたり、野口氏から頂いたメッセージを下記にご紹介いたします。

「このたびは20周年おめでとうございます。私がヤング・ポートフォリオに応募したのは第一回目のとき、まさに20年前のことです。写真で作品をつくり始めて数年、ある日友人に見せられたのがヤング・ポートフォリオの応募要項でした。作品を買い取るという今までにない公募の仕方に驚きました。自分の作品がきちんとお金になる、それが若い作家にとってどんな励みになることか。そんな画期的な公募を20年間も続けて来られたことは、本当に素晴らしいと思います。

今年、新たに作品をコレクションして頂きました。清里フォトアートミュージアムが今も私の活動を見守って下さっているということはとても心強く、幸せに思います。いつまでも新作が楽しみな作家だと思って頂けるよう、これからもますます良い作品をつくって行きたいと思います。」

http://www.noguchirika.com

 

 

YPOB のコピー 2

YPOB のコピー 2

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