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2014年度ヤング・ポートフォリオ:YPOB作品について②

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YP2014小冊子p.32

K・MoPAでは、石塚元太良氏の作品を、1999年度ヤング・ポートフォリオをはじめ、2002年、2003年、2005年と作品を収蔵しています。作品タイトルからも《WORLD》(1999)《Worldwide Wonderful》(2000-01)《World Wide Warp》(2002-03)その展開していく様が感じられますね。その後、石塚氏は、アラスカのパイプラインを撮影。その後、さらなるパイプラインを求めてアイスランドへ。そして、このたび、YPOB作品として最新作の《PIPELINE ALASKA》(6点)を収蔵いたしました。石塚氏の最初期作品(22歳時)から、最近作まで11点を展示しています。

下記に石塚元太良氏への短いインタビューをご紹介いたします。

K・MoPA:石塚さんの作品を最初に収蔵した《WORLD》(モノクロ)を収蔵したのは、1999年度でしたが、この作品は石塚さんが学生時代の作品ですね?このシリーズは、他にどこかで発表していますか?

石塚:いいえ。

ただ、当時借りて住んでいたアパートをギャラリーに改造して、1週間だけ、展覧会をしたときに展示しました。幻の僕のはじめての個展です(笑)

K・MoPAなぜYPに応募しようと思ったか、ご記憶ですか?

 石塚:当時、アルバイトでご一緒だった、写真家の中藤毅彦さんに教えてもらったような気がします。中藤さんとは、代々木ゼミナールで、願書出願用の証明写真の仕事をしておりました、当時。 一日に100人弱の生徒のポートレートを撮影するもので、なかなか面白い撮影体験でした。

K・MoPA:《WORLD》応募作品の中には、裸の男の子の写真があり、それは選ばれなかったのを記憶しています。また、石塚さんの応募作品を見ながら、細江館長が「この人は面白いよ〜」とつぶやいたことも覚えています。通常、応募した作品すべてが収蔵されるケースは少なく、選ばれなかった作品は返送されてきたわけですが、それらの作品についてどう思われましたか?

(石塚さんのYP収蔵作品のデータベースはこちらhttp://kmopa-yp.com/Opac/search.htm;jsessionid=E1BA8026E7D296F95179049603F0DD6F

石塚:そうですね。自分で気に入っているプリントに関しては、もちろん残念に思いますが、そういうことを通して、自分の写真に関しての客観性も養われていっているのだと思います。

K・MoPA:石塚さんは、何かの影響があって、写真を始められたのでしょうか?

石塚:映画製作の道に進みたかったのですが、 一人で出来る写真にいつの間にか没頭しておりました。集団で作り上げる作業が当時どうしても苦手で、大学の自主制作の映画の現場などになじめませんでした。

K・MoPA:初めて買った写真集を覚えていますか?

石塚:どれが一番最初か判然としませんが、エルスケンの「セーヌ左岸の恋」のカタログを神保町の古本屋で買ったのは、覚えております。

K・MoPA:写真で生きて行くと決めたのは、いつ頃でしたか?

石塚:19歳のときです。

 K・MoPA:今、撮影に関して、自分の中で最も大切にしていることは何だと思いますか?

石塚:対象に少しづつ少しづつ近づくこと。

あるいは急に近づいて、撮影し、すぐにその場を去ること。振り返らない事。

世界に対するアイデアの破片を見つける事。

言葉のやってくる前にそれらを、写真で世界から教えてもらうこと。

なにかを美しいと思うこと。

K・MoPA:何かメッセージがありましたら、お願いいたします。

石塚: 初めて清里フォトアートミュージアムに写真プリントを購入していただいたこと。嬉しく思い出します。つたない自分のプリントを所蔵してくれるということが、当時はとても励みになりました。これからも当時の熱い初心を忘れずに良いプリントをつくれるように、写真作品を生涯かけてつくり続けられるように頑張りたいと思います。

http://nomephoto.net

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