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≪5月15日 YP応募 最終日≫

それは、K’MoPAに掛かってきた一本の電話から始まりました。

YPの応募者・Aさんからの電話でした。
「今、東京から清里駅にやっと着きました。これからYPの直接搬入に伺う者ですが、駅前にタクシーがいなくて、間に合うか心配です。でも必ず行きます」

時計の針は17時30分を回ったところ。
電話に応対したスタッフには、その声がかすかに震えて聴こえました。

刻一刻と時が過ぎ、閉館の18時が迫ります。
スタッフ全員が、案じながら、それぞれの持ち場で待ち続けました。
すると、タクシーから大きな作品を抱えて降りる女性が。

「到着されました!」受付係の一言で、皆、いっせいにエントランスへ。

「間に合って良かったですね!」と、田村学芸員。
「待っていてくださり、ありがとうございました。本当に嬉しいです」
感無量の面持ちでした。

エントランスに、安堵と喜びの輪が広がり、4人のスタッフが代わる代わる、
ねぎらいの言葉を掛けました。

田村学芸員が「Aさん、これまでに何度か応募くださっていますよね。
お名前を覚えています」と、言うと、

「実は、これまでYPに3回応募してダメだったんです。YPは35歳までなので、
今年がラストチャンスと、がんばっていたらつい遅くなってしまって。
それでも、どうしても応募したかったんです」と、Aさんが話してくれました。

また、以前落選したAさんの作品には選考委員の2枚の付箋が貼ってあり、それが嬉しく、励みになったこと、
YPは新人にとって魅力があり、若手の登竜門と認識していることを語ってくれました。

その言葉に、私たちスタッフの胸が熱くなりました。
YPに応募される方の情熱と想いを真摯に受けとめたい。
あらためて、深く心に刻みました。

YP応募の最終日、閉館間際の出来事でした。

 

2016年度YP開封作業の様子

2016年度YP開封作業の様子

 

 

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