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井津建郎「インド — 光のもとへ」展:ここに注目その②粒子の見えないゼラチン・シルバー・プリント

井津建郎は、長年にわたり14×20インチ(約36×50cm)の大型カメラで撮影し、プラチナ・プリント作品を制作して来ました。その井津が、インドでの「永遠の光 Eternal Light」シリーズの撮影にあたっては、中判のハッセルブラッドを使用することを選びました。中判カメラに使用する120ミリフィルムは、ぐっと小さくなり6センチ角。一本で12回しかシャッターを押せません。とはいえ、“超”大型カメラで撮影していた写真家にとっては、一度に撮影できる枚数は劇的に増えたと言えるでしょう。120ミリフィルムは、小さいとはいえ、下記の写真のように、35ミリフィルムと比べると、面積はかなり大きいフィルムです。

そして、手塗りでプラチナ・プリントを作っていたのに対して、既成のモノクロの印画紙にプリントしています。井津にとって、引き伸ばし機を使った暗室作業は約30年ぶりだったそうですが、KMoPAスタッフは、その粒子の見えない滑らかな質感に驚きました。(つづく)

上から35ミリのフィルム、現像済フィルム、120ミリフィルムと現像済フィルム

上から)35ミリのフィルム、現像済フィルム、120ミリフィルム、現像済フィルム

 

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