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先週までのニュース   更新日: 2005年11月17日(Thu)
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2004/12
●「アンコール小児病院」サポート・プロジェクト2004を終えて

例年の11月末に比べあたたかな晴天の中、2004年11月28日(日)午後2:00より「アンコール小児病院」サポート・プロジェクト2004を開催いたしました。

はじめに当館館長細江英公のあいさつ、続いて「アンコール小児病院」を設立・運営するフレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーより同団体JAPAN代表の松島彰雄氏のお言葉をいただきました。


松島彰雄氏

ところが第一部が開演になっても農村医療の第一人者・色平哲郎先生が急患のため、現れません。
色平先生が勤務地の南相木(みなみあいき)村から駆けつけてくださったのはトーク開始の時間を10分程経過した後でした。予期せぬハプニングに、約90名のお客さまもハラハラされた様子でしたが、まさかこれが色平先生発案の「演出」で、スタッフと打ち合わせ済みの遅刻だったことに気づかれた方は・・・おそらく一人も居らっしゃらなかったのではないでしょうか?


演出通りの遅刻に合せ、マイクをセッティング。
右:長田良平氏(演出)、真中:色平哲郎先生、
左:小川直美(進行)


この日のテーマは<風の人、土の人−アジアと村が教えてくれた>。
そのほか<金もちより心もち><冷たい風がふいてきたらあたたかくして返そう>などサブテーマを設け、トークを展開していただきました。
生まれ故郷にしっかりと根を張って生き抜く<土の人>、そこに新しい空気や<種>を運びいれる<風の人>。双方の差異を意識しつつ、日々の診療活動や村の生活から学ぶべき様々な術について、わかりやすい例をひいてお話しくださる色平先生に、会場から笑いがこぼれました。


色平哲郎先生

一方、自ら事務局長を務められるNGOでタイを中心とする在日外国人へのサポートをされている体験からは、国民皆保険制度にしっかりと守られている日本人には想像できないほど過酷な在日外国人の労働条件や生活、金銭的な理由で医療と隔絶されている状況を知ることになりました。
真摯な仏教国から来日し、日本で最期を迎えざるをえない彼らの願いをかなえるために、色平先生がどんなことをサポートしたのか、なぜ医者である色平先生がそれをしなければならなかったのか・・・極めて重い、しかし決して私たちが目をそむけてはならない課題にも触れていただきました。


医療に従事する若い方からの質問なども受け、あっという間に終了した第一部のトーク。
質疑に対し、「文化や環境など異なる背景をもつ人同士が正面からぶつかり合う『ぶつかりの体験』を恐れないことこそ、もっと必要なのでは」というお応えが印象的でした。

第二部では韓国の胡弓「ヘグム」とギターの演奏。
二部のタイトル「花のひと、星のひと」は、ヘグム演奏家のコッピョル氏の名前が「花・星」という意味をもつことから冠したものです。
昨年若干23歳の若さで韓日同時デビューを果たし、現在は韓国の大学院を休学、母国と日本の各地でライブ活動を行っているコッピョル氏と、サポートするギタリスト・作曲家の松宮幹彦氏。どこか懐かしく、切ないような美しさを湛え奏でられる韓国の伝統的な楽曲や最新のオリジナル曲に、客席全体が集中して聴き入っていることが感じられました。


コッピョル氏と松宮幹彦氏

演奏の合間、期せずして「わたしは、今日の演奏が『アンコール小児病院』のためだと知りました。ヘグムでできれば一番いいと思いますが・・・小さなこどもたちのために何でもしたいと思います。」というコッピョル氏の言葉が。偶然にも近々家族でアンコール・ワットを訪れる予定があり、アンコール小児病院もぜひ訪ねてみたいとのことでした。
これからますます活躍の期待できるお二人の素晴らしい演奏でした。


サイン会をもって和やかに終了した「アンコール小児病院」サポート・プロジェクト2004。ご来場くださった方々には、出演者と近距離で感じる「生の力」を受け取っていただけたでことでしょう。これからも多くの方々と貴重な時間を共有する本イベントを継続していきたいと思います。今回もチケット収益のすべてはフレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANに寄付させていただきました。


<舞台監督>長田良平
<音響(第一部)・照明>山本高広  <音響(第二部)>佐原宏信
<文責>広報主任・小川直美  <写真>藤原佳子


2005/01
●当館・館長の細江英公が東京芸術大学写真センターにて集中講義

当館・館長の細江英公が2005年1月13日、東京芸術大学写真センターにて集中講義を行います。
芸大以外の学生の方も聴講可能です。
詳細は下記をご覧ください。

 http://www.geidai.ac.jp/labs/photo_center/
 http://www.geidai.ac.jp/labs/photo_center/temp/news2.html

おとこと女 #24   1960年 細江英公

2005/02
●K・MoPA開館10周年記念・毎月のプレゼント企画開始!

1995年7月にオープンしたK・MoPAは、2005年7月に開館10周年を迎えます。10周年を記念し、2005年2月より一年間、月がわりのサービスを行います。どうぞ当ホームページをご覧いただきふるってご利用ください。

(1) K・MoPA開館10周年記念  2月限定のプレゼント[終了]

400円にてK・MoPA入館+4Fトロン温泉にご入浴いただけます。

●K・MoPAのチケットカウンターか、併設の宿泊施設パトリのフロントで  「K・MoPAのホームページを見た」とお申し出ください。
●タオルをご持参ください。(シャンプー、リンス、石鹸、ドライヤーは完備)
●友の会・会員で日帰りの方は、入館+入浴が無料となります。

期間:火曜日と2/21(月)〜25(金)を除く、2/1〜28までの平日
時間:10:00〜18:00(受付は17:30まで)
お問い合わせ: またはTEL:0551-48-5599

2005/03
●3/31(木)まで
「レストラン ラ・プルミエール」の関シェフおまかせ777円ランチ


平成7年7月7日の全館オープンより10周年を記念して
館内のレストラン ラ・プルミエールにて
シェフのランチを777円(税込)にてお楽しみいただけます。
メイン料理、パン、プティフール、ドリンク(コーヒー、紅茶、グァバジュース
の中からお選びください)のセットで
一日10食、3月31日(木)までの期間限定です。
是非、この機会にご賞味ください。

●春休みシーズンに高速バス「東京−清里」間が運行

 学生のみなさんは春休みに入った頃ですね。
できるだけ安い交通費でK・MoPAに来たい、という方に朗報です。
2005年2月26日(土)〜3月31日(木)まで、高速バス「東京駅〜八ヶ岳・清里線」が運行されます。
東京駅−清里駅まで、片道2900円/往復5220円。清里駅からK・MoPAまではタクシーで片道約1600円です。ぜひご利用ください。

○高速バスの電話予約センター/山梨交通株式会社:055-223-5711(受付は9:00〜20:00)
○時刻表など詳細は、同社のhttp://yamanashikotsu.co.jp/noriai/kiyosato-sp.htm ( 路線バス)
をご覧ください。
○乗車券の発売:東京駅JRきっぷ売り場・清里サービスセンター、甲府駅バスセンター、
ご予約済みの方は、ローソン、ファミリーマートの専用端末もご利用いただけます。

●写真展「地球を生きる子どもたち」に当館の収蔵作品2点を出品

2005年2月5日(土)〜3月21日(月・祝)東京・渋谷・東急本店横のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催中の写真展「地球を生きる子どもたち」に、当館の収蔵作品2点を出品しています。
作品は、ローマン・ヴィシュニアック「暖房のない地下室の少女」(1939年、プラチナ・プリント)と、細江英公「銀座の乞食の母子」(1952年)です。ぜひこの機会にご覧ください。
なお同展は、静岡、長野、新潟各地へ巡回します。

「地球を生きる子どもたち」
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
会期中無休 10:00-19:00(入館は18:30まで)
*毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
主催:日本テレビ、Bunkamura、 (財)日本テレビ文化事業団
後援:(社)日本写真家協会
お問い合わせ:ハローダイヤル Tel:03-5777-8600

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