
展覧会場前のパネル
9月29日(火)、東京都写真美術館で「ふたたびくみたてる 日本の新進作家 vol.23」の内覧会が行われ、9月30日(水)に開幕しました。
出品作家のひとり、アーティストの苅部太郎氏は、2020年度のヤング・ポートフォリオ(YP)でKMoPAが作品を購入した作家です。
苅部氏の作品は今回の展覧会のメインビジュアルにも採用され、フライヤーを飾っています。内覧会には苅部氏の姿もありました。

苅部太郎氏とKMoPA事務長の小川直美
ヤング・ポートフォリオ(YP)は、35歳以下の若手写真家を支援するKMoPAの活動です。
YPで作品が購入され、応募年齢を「卒業」した写真家を、KMoPAでは「YPOB」と呼んでいます。
苅部氏はYPで、シリコン製のドールと暮らす男性を丁寧に追い、「人間と非人間の境界が溶け落ちた世界」(苅部氏)を提示して強い印象を残しました。

苅部太郎《あの海に見える岩を、弓で射よ》シリーズ
映像や現代美術の分野でも活動する苅部氏が今回展示しているのは、あえてエラーを起こしたテレビ画像を生成AIに読み込ませ、その出力を作品にした《あの海に見える岩を、弓で射よ》シリーズです。
人間にもAIにも起こる「勘違い」から、新たなイメージが生まれる様子をとらえています。


展示風景

内覧会・レセプション会場
KMoPAは今後もYPOB作家の活躍に注目してまいります。
【展覧会情報】
■「ふたたびくみたてる 日本の新進作家 vol.23」
会場:東京都写真美術館 3階展示室
会期:2026年9月30日(水)~2027年1月17日(日)
詳細:https://topmuseum.jp/exhibition/5423/
【クレジット】
作品:苅部太郎《あの海に見える岩を、弓で射よ》シリーズ
撮影:スナップ=KMoPA 土居原翔司(学芸員)/会場風景=KMoPA 小川直美(事務長)