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清里フォトアートミュージアムについて

清里フォトアートミュージアム(K*MoPA)は、清里高原の澄んだ大気と深い緑に包まれた写真美術館です。当美術館は、三つの基本理念を掲げており、それに基づいて作品の収集を行っていきます。写真を通して人と人との関係を深めていきたい、と願っています。清里は、かつて広々とした桑畑の広がるお蚕(かいこ)さまの土地でした。蛹(さなぎ)を守る繭(まゆ)のように、命を宿した作品のための暖かく、堅牢な繭ともなりたい。そう念願しています。

3つの基本理念

生命(いのち)あるものへの共感

生命(いのち)への限りない共感を讃えたいっさいの作品に、その場所を提供していきます。手法や被写体、あるいはその表現媒体がどのようなものであれ、それが生命を慈しむものであるなら、大きく門戸を開きます。

 

永遠のプラチナ・プリント

プラチナ・プリントとは、19世紀に発明された古典技法のひとつです。私たちはプラチナ・プリント技法による古典および現代の作品を、国内外から広く収集します。激しく変貌する社会においても、この優れた技術を未来の世代に残して行きたい。神秘的な輝きをたたえるこのプラチナ・プリントを再評価し、継承、発展させていきます。

※プラチナ・プリント(Platinum Print)とは、銀塩の代わりに鉄塩の感光性を利用し、塩化白金と鉄塩の感光液を水彩画用紙等に塗布した印画紙を、乾燥後、太陽光か紫外線灯光でネガを密着焼き付けて画像を得るタイプをいう。白金を用いた画像は黒のしまりがよく、階調の幅が広く、グレーの調子がほとんど無限に表現でき、耐久性が優れていることが特徴である。白金の還元作用については1800年初頭から知られていたが、いわゆるプラチナ印画紙として登場するのは、1873年イギリスのウィリアム・ウィリス(William Willis)によって発表されたものである。1880年代、90年代に多くの写真家が使用し名作を残したが、その後は、引き伸ばし可能な銀塩を用いた印画紙が製品化され、普及したこと、そして第一次世界大戦によるプラチナの高騰にともなってこの技法も徐々に下火となった。現代になって、均一生産化した印画紙に対抗するべく、個性的な表現テクニックのひとつとして、各種の古典的な印画法が着目されはじめ、プラチナ・プリントはそのひとつとして再び利用されている。

 

若い力の写真:ヤング・ポートフォリオ

ヤング・ポートフォリオとは、写真表現に情熱を燃やす青年たちの、創造性に富んだユニークな作品を収蔵し、後世に残す活動です。世界の35歳以下の写真家による表現意欲の高い作品を、美術館のパーマネント・コレクションとして購入することによって、彼らを支援し、勇気を与えたいと考えています。わたしたちは、未だ評価の定まらない青年たちの作品にこそ、時代を切り拓く力が秘められていると考えています。作品の収集を通して、そうした青年たちと出会い、対話し、そして彼らを励ましたい。青年たちの情熱と写真を結ぶ接点であり続けたい、と願っています。
 
ヤング・ポートフォリオサイトはこちら

建物について

清里フォトアートミュージアムは、開館当初、宿泊施設を併設する複合施設として設計されました。
設計者である栗生明氏は、そのコンセプトを下記のように述べています。

清里フォトアートミュージアムは、写真美術館とレストラン、宿泊研修施設との複合施設として計画されました。八ヶ岳、富士山を望む豊かな自然環境を持つ敷地で、建築の内部空間と領域感のある外部空間としての庭とをパッチワークのように組み合わせることを意図しました。ランドスケープ、家具、建築、それぞれが相互干渉し合うことにより、場の力が増幅され、環境の全体性の獲得を目指しました。

森の中の路を進むと、高台に忽然と姿を表すミュージアム。周辺の自然と緩やかに連続していくことを目指して、建物の内部空間と18カ所に散在する庭などが設計されました。家具デザイナー藤枝和子氏によるエントランスを横断する巨大なフォルムはアートを予感させ、リズムや色彩、材質、量感などのバランスが空間に活力を生み出しています。展示室から出ると、南北を貫き、高い天井と連立する柱で構成されたガレリアには外光が降り注ぎ、アルミとガラスを素材とした書棚が配置されています。
この建築空間に触発された立体作家たちの集団「feel」(山梨県北杜市を活動拠点とする)は、2006年より毎年夏「feel 清里現代彫刻展」を開催しています。自然、建築空間、写真、立体作品の調和という試みを毎年繰り返すことにより、地元作家たちの研鑽・発表の場を広げ、芸術を愛する多様な人々の交流拠点として育ちつつあります。

KMoPAフロアー紹介
1)エントランス 2)エントランスホール 3)受付 4)展示室1 5)展示室2 6)中庭 7)ガレリア(書籍閲覧スペース) 8)スタジオ 9)暗室 10)駐車場

設計・監理
総合プロデュース:エーエーピー
建 築:栗生明+栗生総合計画事務所
構 造:早稲田大学田中研究室
設 備:総合設備計画
ランドスケープ: プレイスメディア
家具・インテリアコーディネイト:藤江和子アトリエ
サイン:京都芸術短期大学(久谷政樹)
監 理:栗生総合計画事務所
監理協力:一如社
施 工
建 築:東海興業
設備・空調:三建設備工業
電 気:関電工
造 園:大場造園
特注家具製作:高島屋
規 模
敷地面積:18,642.75m2  建築面積:3,083.09m2  延床面積:3,850.82m2  建蔽率:16.54%  容積率:20.66%
各床面積:本棟1F/1,880.58m2、2F/1,071.39m2、3F/404.40m2、別棟音楽堂/280.86m2、その他/43.95m2
階 数:地上4階  階 高:3.50m  天井高:2.25~6m  最高軒高:12.75m  最高高さ:12.95m

所在地

〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545-1222 清里フォトアートミュージアム TEL: 0551-48-5599
Kiyosato Museum of Photographic Arts 3545-1222 Kiyosato, Takane-cho, Hokuto-shi, Yamnashi 407-0301 Japan TEL: +81-551-48-5599

 
 
当館は、数年先に河口湖へ移転のため、山梨県甲府市にオフィスを移転しました。
The Kiyosato Museum of Photographic Arts has moved its office to Kofu City, Yamanashi Prefecture, in preparation for its planned relocation to Lake Kawaguchi in the coming years.

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