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2026年日本写真協会賞の式典で『カメラ・オーストリア・インターナショナル』とのコンタクトを再開

 
6月1日、都内で行われた公益社団法人日本写真協会「2026年日本写真協会賞」の授賞式に、清里フォトアートミュージアムも参列いたしました。
 
今回の受賞者・選考委員には、当館とご縁の深い方々のお名前がありました。
選考委員を務められた太田菜穂子氏(キュレーター)には、かつて「ロバート・フランク展」の折にトークイベントに出演いただき、今道子氏(写真家)には、過去、2年連続でYP(ヤング・ポートフォリオ)の選考委員をお願いしております。
 
作家賞を受賞された井津建郎氏は、当館が作品365点を収蔵し、1996・2001・2008・2016年と4度にわたり個展を開催してきた写真家です。
ニューヨークでの50年にわたる写真活動を経て帰国された井津氏にお祝いの言葉をお伝えすると、「やっと日本の写真界の仲間に入れていただけたように思います」と語ってくださったのが印象的でした。
 
井津氏は、聖地を14×20インチの大判カメラで撮影したプラチナ・プリント作品で知られています。
2025年には写真集『もののあはれ・無常の美』(ナッラエリ・プレス)も刊行されました。カンボジア、ラオスでの小児病院設立をはじめとする社会貢献活動も、今回の受賞理由のひとつです。
 
文化振興賞には、雑誌『カメラ・オーストリア・インターナショナル』の創刊者であるクリスティーネ・フリシンゲリー氏が選ばれ、来日された氏と直接お話しする機会にも恵まれました。
同誌は当館も2020年まで定期購読しており、2003年にはYPの活動をニュースにて取り上げていただいたこともあるご縁があります。
 
YPの取り組みをご紹介すると深く共感してくださり、後日、現在のディレクター兼編集長であるクリスティーナ・トプファー氏をCCに加えたメールが届きました。
 
そこには、初代館長の細江英公氏が築き上げてきた日本人若手写真家への組織的な支援体制への感銘や、当館が同誌を購読していたことへの喜びとともに、新世代のアーティストに同誌が発表の場を提供している「FORUM」セクションへの思いが綴られており、カメラ・オーストリアとの交流再開を望む言葉が添えられていました。
 
私たちも、この再びつながったご縁を大切に、YPをヨーロッパの写真ファンへ広く届けられるよう取り組んでまいります。
 
そしてYPは第31回(2026年度)を迎え、一次選考を通過した86名の作品が、現在甲府事務所に続々と届いています。
世界の若い写真家たちの原点を見つめ、未来へとつなぐ活動を続けてまいります。

 
 

(写真:6月1日、授賞式にて 
前列左から二番目フリシンゲリー氏、右から三番目に井津建郎氏
二列目左から二番目今道子氏)

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