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台湾写真交流展 島の記憶 – 1970~90年代の台湾写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Looking Back: Taiwanese Photographers’ Island Gazes 1970s-1990s

会期:2018年7月7日(土) ~ 12月2日(日)

日本と台湾、写真交流100年の結晶 

現代台湾を代表する写真家11人の作品を日本初公開

主催・会場:清里フォトアートミュージアム 

共催:国立台湾美術館、 台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター

後援: 中華民国文化部

助成:真如苑 社会貢献基金 助成事業          

 

    

 

 

 

 

多彩な島々から成る変化に富んだ島 ― 台湾。アジアの中でも、写真文化の発展が著しい台湾を代表する11人の現代写真家による展覧会を開催いたします。台湾の1970~90年代は、戦後38年にわたる戒厳令の時代を経て、民主化へ向かう“湧き上がる時代”と呼ばれています。この間の政治的な変化は、台湾における写真表現にも大きな影響を与えました。11人の写真家は、この時代の人々をどのように凝視したのか。様な民族と社会現象を深く見つめ、郷土愛に貫かれたその眼差しは、台湾の文化的アイデンティティの貴重な記録であると同時に、表層下に潜む熱気と新しい“台湾意識”を伝えています。本展のほぼすべての作品が日本および台湾において初公開の作品です。(152点)

本展キュレーター:張照堂・沈昭良

陳傳興(チェン・チュアンシン)《蘆洲》1973-74年
Cheng Tsun-Shing

張照堂(ジャン・ジャオタン)《歳月の旅》1990年
Chang Chao-Tang

 

 

阮義忠(ルァン・イージョン)《優雅さの喪失》1979年
Juan I-Jong

 

林柏?(リン・ボーリャン)《余温》1987年
Lin Bor-Liang

林國彰(リン・グォジャン)《客家の出会い1995》1995年
Lin Kuo-Chang

 

謝春徳(シェ・チュンダー)《故郷》1985年
Hsieh Chun-Te

 

 

 

 

 

 

 

謝三泰(シェ・サンタイ)《膨湖の印象》1991年
Hsieh San-Tai

何経泰(ホー・ジンタイ)
《都市の底辺》1985年
Ho Ching-Tai

劉振祥(リュウ・ゼンシャン)《民主主義の風景》1986年
Liu Chen-Hsiang

 

 

 

 

 

張詠捷(ジャン・ヨンジェ)《顔に刺青のあるタイヤル族の長老》1992年
Chang Yung-Chieh

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

潘小?(パン・シャオシャー)《ルポルタージュ蘭嶼》1985年
?Pan Hsiao-Hsia

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■会期中のイベント&ワークショップ

■アーティスト・トーク?

本展キュレーター:張照堂・沈昭良ほか

日時: 7月7日(土) 14:00~15:00?  会場:展示室

ピンホールカメラ・ワークショップ

身近にある材料で、レンズが無くても写るピンホールカメラを作ってみませんか?暗室でのモノクロ現像も同時に行います。親子での参加もOK!? 夏休みの宿題にもどうぞ。

ピンホールカメラをセットして

暗室にて初めての現像!

レンズのないピンホールカメラでもこんなにシャープに撮れます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日時8月12日(日)と8月13日(月) 両日とも 10:00~15:00

参加費:1,000円(入館料を含む)/ 友の会・会員は無料

定員10名/ 要予約

K・MoPAチャリティ・ライブ2018

Afternoon Classic ~ フォルテピアノで聴くハイドンの歌曲

日時:9月16日(日) 14:00~15:00   会場:清里フォトアートミュージアム エントランスホール

出演杉本周介(フォルテピアノ) 原謡子(ソプラノ)

 

 

 

 

 

 

フォルテピアノは昔の時代のピアノです。初期鍵盤楽器奏者の杉本周介が、ハイドン時代の楽器を基に復元されたフォルテピアノで当時の音色を再現します。ソプラノの原謡子による歌とともにお楽しみください。ハイドンや当時の音楽事情にまつわる楽しいトーク付きのコンサートです。

杉本周介プロフィール

 

高校卒業後米国東ワシントン大学に留学、ピアノを故ディヴィッド・ロストコスキ博士、作曲をディヴィッド・ジョーンズ博士に師事。1992 年渡欧し、スイスのバーゼルにてチェンバロをヨルク-アンドレアス・ベッティヒャー氏、オルガンをマッシミリアーノ・ラシェッティ氏に、またオランダのデンボス市にてバロック音楽理論をローランド・ディンゲン氏に学ぶ。国内では、チェンバロを故芝崎久美子氏、風間千寿子氏に学ぶ。古楽アンサンブル「コントラポント」「東京古楽団」「山梨バッハアカデミーバロックオーケストラ」等で通奏低音奏者を務める。音楽史に基づく楽しいトークを交えたコンサートを行なっている。現在八ヶ岳の麓に在住し、畑を耕したり森を歩く日々を過ごしながら、国内各地で独奏及び通奏低音奏者としての活動の他、種々の鍵盤楽器の指導も行っている。

原謡子プロフィール

東京学芸大学芸術専攻卒。中世、ルネサンス、バロックから古典派の歌曲を中心に演奏活動を行っている。2013年レオナルド・ダ・ヴィンチ考案の幻の楽器ヴィオラ・オルガニスタの制作発表でデモンストレーション演奏、花井哲郎氏率いる中世アンサンブル「マカロン」、古楽アンサンブル「コンチェルト・ソスピーリ」、「はらむら古楽祭」(2016~2017)にて古楽アンサンブル「コントラポント」と共演、そのほか多数の古楽コンサート、古楽合唱団演奏会などでソリストを務める。そのクリアで澄んだ歌唱には定評があり、イギリス民謡をテーマとしたCD「雪下の水音」、「The Scenery of Old Songs」などを録音。古楽歌唱を花井哲郎氏に学んだほか、波多野睦美氏、クラウディオ・カヴィーナ氏、ドロン・シュライファー氏の指導も受ける。古楽関連の企画運営事務局「Musica Rosetta」代表。

 

 

 

本チャリティの収益は、世界で活躍する写真家・井津建郎が創設し、当館が支援する「ラオ・フレンズ小児病院」(ラオス)、東日本大震災の被災者支援団体「むすびば」(山梨)に寄付します。

参加費:一般2,000円(入館料を含む) 小・中・高校生は無料   友の会会員は無料  要予約 / 定員70名 / 全席自由

■プラチナ・プリント・ワークショップ

プラチナ・プリントは、古典技法のひとつで、優美な色調と高い保存性が特徴です。当館では、<永遠のプラチナ・プリント>を基本理念のひとつに掲げており、作品の収集だけでなく、技法の継承を目指して、毎年プラチナ・プリント・ワークショップを開催しています。フィルムを使用し、手作りの印画紙に写真を焼き付け、現像するという写真の原点を体験することで、写真の新しい見方や、表現世界の広がりを得ることができるでしょう。「暗室作業は初めて」という方も「作品制作に取り入れたい」という方にも、細江賢治講師が丁寧に指導します。

 

館内のスタジオで、大型カメラでポートレイトを撮影します

用紙に置いて、ネガフィルムの位置を決めます

感光乳剤を塗り、印画紙を作ります

現像液を流し込みます

仕上がりをチェック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日時10月20~21日(土・日、2日間)

*当館収蔵作品鑑賞、スタジオでのポートレイト撮影を含む

師:細江賢治(写真家)

参加費:30,000円(入館料を含む)友の会・会員は27,000円 定員8名

K・MoPAで星をみる会

星が良く見えることでも知られる清里。晩秋の日没時、野辺山宇宙電波観測所・梅本先生のお話を聞きながら、三日月、土星、火星を一緒にご覧になりませんか? 雨天の場合はレクチャーのみとなります。

北斗七星

日時11月11日(日)17:00~19:00

講師:梅本智文(国立天文台? 野辺山宇宙電波観測所 助教)

参加費:1,000円(入館料を含む)高校生以下、友の会・会員は無料 定員15名

 

 

 

 

 

■会期中の無料デー

●7月7日(土) 開館記念日

●7月22日(日) 親子の日

★親子の日とは・・・7月の第4日曜日 年に1度、親と子がともに向かい合う日があったっていい。その日を通じて、すべての親子の絆が強められたらすばらしい。そんな願いを込めて、2003年に、米国人写真家ブルース・オズボーン氏の呼びかけで始まったのが「親子の日」です。

●8月11日(土・祝) 山の日

●11月8日(木)  八ヶ岳の日

●11月20日(火) 山梨県民の日 *開館

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年度ヤング・ポートフォリオ展

Young Portfolio Acquisitions 2017 

2018年3月31日(土)~6月10日(日)

休 館 日:毎週火曜日、但し5月2日(火)は開館

開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界の写真家の“原点”をコレクションする、それが「ヤング・ポートフォリオ」。

東欧からアジア、日本まで、世界の若い写真の力が集結

11カ国の27人、160点を一堂に展示

35歳までの写真家を支援するため、清里フォトアートミュージアムは、毎年「ヤング・ポートフォリオ」(YP)を通して作品を公募し、購入・収蔵しています。本展では、2016年収蔵の作品を展示いたします。

清里フォトアートミュージアムは、35歳までの写真家を支援するため、毎年「ヤング・ポートフォリオ」(YP)を通して作品を公募し、購入・収蔵しています。本展では、2017年度収蔵の作品を展示いたします。

選考委員:クー・ボンチャン (韓国)、上田義彦、細江英公(館長)

Selection Committee: KOO Bohnchang, UEDA Yoshihiko, HOSOE Eikoh (Director of the Museum)

■2017年度ヤング・ポートフォリオ(以下YP2017)の見どころ

K.M. アサド(バングラデシュ、1983)《バングラデシュのロヒンギャ難民》2012

リン・チュンヤオ(台湾、1992)《わたしは家に帰ります》2014

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●過去のYPにて収蔵した作品も同時展示

「YP2017」にて作品を収蔵した作家全27人のうち、9人が、過去のYPでも作品を収蔵しています。彼らがどのようにシリーズを発展させ、また視線を深めているのかをご覧いただくため、過去のYP収蔵作品も同時に展示いたします。最新作とあわせてご覧ください。

過去のYPでも作品収蔵した作家:K.M.アサド / チョン・コクユウ / 林 典子 / ムーチェン・ホー / ジーヨン・イ / プラシャンタ・クマール・サハ / 坂口真理子 / 山口雄太郎 / ピョートル・ズビエルスキ?

ジーヨン・イ(韓国、1983)《失恋》2011

ピョートル・ズビエルスキ(ポーランド、1987)《無題「白い象」シリーズより》2010

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●YP2016に引き続き迎えた外国人選考委員:クー・ボンチャン氏(韓国)

YP2016では、台湾を代表する写真家・張照堂氏を選考委員にお迎えし、昨年5月の「YP公開レセプション+アーティスト・トーク」には、アジアの隣国、韓国、台湾をはじめ、ロシアやポーランドなど、これまでで最も多くの外国人作家が来館しました。YP2017では、韓国を代表する写真家クー・ボンチャン氏をお迎えしました。その影響も大きく、台湾や韓国などからの応募作品数も増え、今年は初めて、作品を収蔵した全27人のうち15人が海外作家となりました。

右:選考風景。左から上田義彦氏、クー・ボンチャン氏、細江英公(館長)

同時展示●●●選考委員の初期作品各5点(全15点)を同時に展示いたします。

 

<<<<<選考委員の言葉より>>>>>

ピョートル・ズビエルスキ(ポーランド、1987)《無題「白い象」シリーズより》2010

YP作品に見える“時代”・・・YP2017選考委員・上田義彦

これだけの多くの作家の写真を見ていると、グローバルと言われている中にも、それぞれの国に独自の時代があるというふうに感じました。時が経てば、それが「時代」と言っていいのだと思います。社会的に大きなテーマであろうと、個人的なものを撮っていようと、それぞれの環境や状況に写真が真正面から対峙していれば、そこには時代が写っているんだなと思います。」

 

 

 

 

 

 

 

 

デレク・マン(イギリス/香港、1988)《シャンクリン保守派クラブ、ワイト島(ダウジー)》2016

YP世代(35歳まで)の技法的特徴について・・・ YP2017選考委員 クー・ボンチャン

韓国では今、デジタルカメラとフォトショップが非常に流行っていて、力のある写真がどんどん減ってきています。パソコンでコラージュしたり、画像処理することが一般的な時代です。ところが、YPに応募している作家たちは、カメラで表現することが出来る。イメージで何かを語ろうとしていたことが、すごくありがたいと感じましたし、これからもこういう作家たちがずっと残って行って欲しいと思います。」

 

 

 

 

 

 

 

 

山元彩香(日本、1983)《Untitled from the series Nous n’irons plus au bois (無題「もう森へは行かない」シリーズより)》2012

YP選考委員が全員写真家であること・・・ YP2017選考委員・上田義彦

僕は、写真家が写真を選ぶことは、とても重要だと思う。ものを見て、直面して、肌で、身体で撮っている人間が選ぶ 写真と、批評家が選ぶ写真とは違ってくると思うんです。今回、かなり強く僕の中に残っている写真があって、応援したいな、今後もずっと見ていたいなと思う人たちが複数人います。今回選考に参加できて、すごく嬉しかったです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

■作品購入作家 ★ は過去にもヤング・ポートフォリオで作品を収蔵した作家

1)青木秀平(日本、1989)AOKI Shuhei (Japan, 1989)

?2)K.M.アサド(バングラデシュ、1983)★K.M. ASAD (Bangladesh, 1983)

?3)ガエル・ボヌフォン(フランス、1982)Gael BONNEFON (France, 1982)

?4)チョン・コクユウ(マレーシア、1988)★CHONG Kok Yew (Malaysia, 1988)

?5)遠藤未奈子(日本、1989)ENDO Minako (Japan, 1989)

?6)林 典子(日本、1983)★HAYASHI Noriko (Japan, 1983)

?7)ムーチェン・ホー(台湾、1987)★Mu-Tien HO (Taiwan, 1987)

?8)チャン・ユージン(韓国、1983)JANG Yu Jin (Korea, 1983)

?9)シンウク・キム(韓国、1982)Shinwook KIM (Korea, 1982)

?10)ジーヨン・イ(韓国、1983)★Jeeyoung LEE (Korea, 1983)

?11)リン・チュンヤオ(台湾、1983)LIN Chun Yao (Taiwan, 1992)

?12)デレク・マン(イギリス/香港、1988)Derek MAN (U.K./Hong Kong, 1988)

?13)宮田裕介(日本、1985)MIYATA Yusuke (Japan, 1985)

?14)岡田一顕(日本、1987)OKADA Ikken (Japan, 1987)

?15)プラシャンタ・クマール・サハ(バングラデシュ、1983)★Prashanta Kumar SAHA (Bangladesh, 1983)

?16)坂口真理子(日本、1987)★SAKAGUCHI Mariko (Japan, 1987)

?17)関根大樹(日本、1982)SEKINE Daiju (Japan, 1982)

?18)塩田亮吾(日本、1983)SHIODA Ryogo (Japan, 1983)

?19)ソン・テワン(韓国、1988)SONG Taewan (Korea, 1988)

?20)ハリ・シーカオ(タイ、1995)Harit SRIKHAO (Thailand, 1995)

?21)田村正義(日本、1984)TAMURA Masayoshi (Japan, 1984)

?22)山口雄太郎(日本、1987)★YAMAGUCHI Yutaro (Japan, 1987)

?23)山元彩香(日本、1983)YAMAMOTO Ayaka (Japan, 1983)

?24)山本雅紀(日本、1989)YAMAMOTO Masaki (Japan, 1989)

?25)アレクサンドル・エゴロフ(ロシア、1987)Alexander YEGOROV (Russia, 1987)

?26)サンヒュク・ユン(韓国、1983)Sanghyuk YOON (Korea, 1983)

?27)ピョートル・ズビエルスキ(ポーランド、1987)★Piotr ZBIERSKI (Poland, 1987)

?YPデータベースでは、収蔵作品画像のほか、作家略歴、アーティスト・ステートメントを掲載しています。作家名、収蔵年、国籍などで検索することができます。過去20年にわたる世界の若手写真家の作品を、様々な調査・研究の対象としてもご利用いただければ幸いです。

山本雅紀(日本、1989)《我が家》2016

チャン・ユージン(韓国、1983)《部屋着》2011

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■■■■■YP2017公開レセプション & アーティスト・トーク■■■■■

KMoPAエントランスホール

収蔵された自作について語るイーダ・ターヴィツァイネン氏(フィンランド)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月19日(土) 午後2時~4時

講評:クー・ボンチャン、上田義彦、細江英公(館長)

入館料のみ / 定員なし / 要予約 / どなたでもご参加いただけます

会場:清里フォトアートミュージアム

当日出席する作家に作品永久保存証書を授与した後、作家自身によるトークと、3人の選考委員による講評を行います。 若手写真家にとっては、第一線で活躍する選考委員から直接講評を受けられる貴重な機会となります。

■■■■■2018年度ヤング・ポートフォリオ(第24回)■■■■■

今できる限りのものを見せてほしい。

今の挑戦が未来のあなたを強くする。

2018年度選考委員:川田喜久治、上田義彦、細江英公(館長)

●Web登録受付期間 & 応募作品受付期間: 2018年4月15日~5月15日

●応募要項の概要・応募資格は35歳までを上限とします。(1983年1月1日以降に生まれた方)

・既発表・未発表を問いません。他のコンテストへの応募作品・受賞作品も応募可能です。

・作品の表現、技法は問いませんが、永久コレクションのため、長期保存が可能な技法であること。

・選考された作品は、1点につき3万円以上で購入します。

詳しい応募要項は:www.kmopa.com/yp_entry

「清里フォトアートミュージアム収蔵作品展:原点を、永遠に。-2018-」

清里フォトアートミュージアム(K・MoPA)の収蔵作品より U-35の写真、409点

会期:2018年3月24日(土)~5月13日(日)  清里フォトアートミュージアム(KMoPA)は、東京都写真美術館において2度目となる「原点を、永遠に。-2018-」展を開催します。

 

 

 

 

 

 

 

 

アル・ラプコフスキー(ラトビア、1981)
《もっとレゴがほしい》2016年 ⒸAl Lapkovsky

■19-21世紀の“ヤング・ポートフォリオ” 本展はKMoPAの全収蔵作品の中から、写真家が35歳までに撮影した作品を展示いたします。19世紀以降の海外の著名な写真家35人、第二次世界大戦以後の日本を代表する31人、当館が世界の35歳以下を対象におこなう公募=ヤング・ポートフォリオから厳選した29人、計95人(各1-5点出品)409点の写真を公開いたします。 なお会期中に展示替えをおこない、同一作品を異なる順序でご覧いただきます。 前期<歴史篇>:3月24日~4月15日  1886-2016年の作品を撮影年代順に展示。青年が時代を切り拓いてきた軌跡をたどります。 後期<作家篇>:4月17日~5月13日 作家名をほぼアルファベット順に展示。一人ひとりの個性と写真の多様性に触れていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

細江英公(日本、1933)
《おとこと女 #20》1960年 ⒸEikoh Hosoe

■芸術における青年期の意義を問う 芸術家は、青年期に強い意志と情熱をもって試行錯誤を重ねることにより、才能・資質が高められ、作品のクオリティが磨かれます。研鑽を積んだ作家の多くは、おのずと30代には自己のスタイルを確立し、代表作となる作品を生みだしています。青年の原点とも言うべき作品が、表現の領域を開拓し、歴史を築いてきました。そこには永遠の輝きがあります。KMoPAは本展において、芸術における青年期の意義を問いたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ロバート・キャパ(ハンガリー、アメリカ、1913-1954)
《連合軍による北フランス攻撃開始日(Dディ)、フランス、オマハ・ビーチ、1944年6月6日》1944年
ⒸRobert Capa/ICP/Magnum Photos

ロベール・ドアノー(フランス、1912-1994)
《ジェジェンヌの店の花嫁》1946年
ⒸAtelier Robert Doisneau/Contact

篠山紀信(日本、1940)
《誕生》1968年
ⒸKishin Shinoyama

荒木経惟(日本、1940)
《さっちん》1962-63年
ⒸNobuyoshi Araki

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連イベント●●●ギャラリートーク 

3/24(土)14:00-15:00 中藤毅彦(写真家)× 柊サナカ(ミステリー作家)

3/25(日)14:00-15:00 瀬戸正人(写真家)

4/7(土) 14:00-15:00 川田喜久治(写真家) 

4/21(土)①14:00-15:00  /  ②16:00-17:00 鬼海弘雄(写真家)  

★ご予約不要 トーク会場=東京都写真美術館 地下1階展示室   

【本件に関するお問い合わせ】

清里フォトアートミュージアム TEL:0551-48-5599  info@kmopa.com

ジュリオ・ビッテンクール(ブラジル、1980)
《Ramos 13》2009年
ⒸJulio Bittencourt

G.M.B. アカシュ(バングラデシュ、1977)
《故郷に帰りたい》2007年
ⒸG.M.B. Akash

有元伸也(日本、1971)
《西蔵(チベット)より肖像》1996年
ⒸShinya Arimoto

マリヤ・コジャノヴァ(ロシア、1986)
《「無関心の表明」シリーズより メイド》2012年
ⒸMariya Kozhanova

ピョートル・ズビエルスキ(ポーランド、1987)
《無題「白い象 ? パス・バイ・ミー」シリーズより》2010年
ⒸPiotr Zbierski

 

清里フォトアートミュージアムとヤング・ポートフォリオ KMoPA(館長:細江英公)は、1995年、“写真と写真家のために生きる美術館”をめざして、清里に開館しました。 当館の基本理念のひとつが「若い力の写真:ヤング・ポートフォリオ」です。毎年35歳までの写真を世界中から公募、第一線の写真家による選考を経て、すぐれた作品を購入し、展覧会を開催しています。過去22年間に、世界74カ国から10,157人、128,831点の応募があり、45カ国、773人、5,974点の作品を永久保存しております。こうした活動は他に類を見ないものです。(公益社団法人・日本写真協会より2004年度文化振興賞を受賞)。 ?KMoPAは、若い写真家のチャレンジの場となり、彼らが切磋琢磨する生き生きとした現場でありたいと思います。戦後日本の写真家たちも、青年期に“巨匠”の作品に学び、いまや日本を代表する写真家として幅広く活躍しています。現在は、その作家が選考委員となり、後輩写真家たちに厳しくも温かいまなざしを注ぎ、成長を見守っています。若い写真家が、やがては次世代を育ててくれることでしょう。 これからもKMoPAは、写真家の原点を永遠に伝え、写真の未来を拓き、ヤング・ポートフォリオを通じて青年をはぐくんでいきたいと願っています。

【選考委員-39人】*ABC順 / 1995-2017年

荒木経惟、張 照堂(台湾)、 江成常夫、英 伸三、広河隆一、細江英公(館長)、今井壽惠、石元泰博、岩合光昭、十文字美信、川田喜久治、鬼海弘雄、木之下 晃、北島敬三、 クー・ボンチャン(韓国)、桑原史成、三好和義、森永 純、森山大道、本橋成一、長野重一、内藤正敏、奈良原一高、野町和嘉、大石芳野、坂田栄一郎、佐藤 明、瀬戸正人、篠山紀信、須田一政、高梨 豊、田沼武能、立木義浩、東松照明、富山治夫、土田ヒロミ、都築響一、上田義彦、横須賀功光

  • ヤング・ポートフォリオ作品募集!

対象:35歳以下の方。プロ、アマチュア、国籍を問わず、既発表作品も応募可。プリント最大50枚まで。

募集期間:毎年4月15日~5月15日   ヤング・ポートフォリオ専用サイト: www/kmopa.com/yp_entry

  • 過去のデータベース:www.kmopa.com 1995年からの収蔵作品をご覧いただけます。
  • K・MoPA基本情報  www.kmopa.com

W.ユージン・スミス(アメリカ、1918-1978)
《楽園への歩み》1946年
Ⓒ2017 The Heirs of W. Eugene Smith/PPS

ルシア・エレロ(スペイン、1976)
《ナバロ夫妻、トレド夫妻、マルティネス夫妻(「族」シリーズ)》2009年 ⒸLucia Herrero

 

 

エリオット・アーウィット(アメリカ、1928)
《コロラド州 割れたガラスと少年》1955年
ⒸElliott Erwitt/Magnum Photos

エド・ヴァン・デル・エルスケン(オランダ、1925-1990)
《アタ・カンドと3人の子ども、パリ、セーヴル》1953年頃
Nederlands Fotomuseum / ⒸEd van der Elsken

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出品作家一覧 (ABC順) ★=ヤング・ポートフォリオ作家  ●=ヤング・ポートフォリオ選考委員

ベレニス・アボット(アメリカ、1898-1991)

アンセル・アダムス(アメリカ、1902-1984)

G.M.B. アカシュ(バングラデシュ、1977)★

マヌエル・アルバレス・ブラボ(メキシコ、1902-2002)

荒木経惟(日本、1940)●

有元伸也(日本、1971)★

ワーナー・ビショフ(スイス、1916-1954)

ジュリオ・ビッテンクール(ブラジル、1980)★

ビル・ブラント(イギリス、1904-1983)

ブラッサイ(ハンガリー、フランス、1899-1984)

ロバート・キャパ(ハンガリー、アメリカ、1913-1954)

アンリ・カルティエ=ブレッソン(フランス、1908-2004)

張 照堂(台湾、1943)●

アルヴィン・ラングドン・コバーン(アメリカ、イギリス、1882-1966)

ブルース・デイヴィッドソン(アメリカ、1933)

ロベール・ドアノー(フランス、1912-1994)

ハロルド・E. エジャートン博士(アメリカ、1903-1990)

ERIC(イギリス、1976)★

エリオット・アーウィット(アメリカ、1928)

イスマイル・フェルドゥス(バングラデシュ、1989)★

ロバート・フランク(スイス、アメリカ、1924)

藤原新也(日本、1944)

エメット・ゴーウィン(アメリカ、1941)

ハン・スンピル(韓国、1972)★

英 伸三(日本、1936)●

エリザベス・ハウスト(ロシア、1992)★最年少

林 典子(日本、1983)★

ロバート・ハイネケン(アメリカ、1931-2006)

ルシア・エレロ(スペイン、1976)★

ルイス・ハイン(アメリカ、1874-1940)

本城直季(日本、1978)★

細江英公(日本、1933)●

今井壽恵(日本、1931-2009)●

石元泰博(日本、1921-2012)●

岩合光昭(日本、1950)●

フィリップ・ジョーンズ=グリフィス(イギリス、1936-2008)

亀山 亮(日本、1976)★

ユーサフ・カーシュ(アルメニア、カナダ、1908-2002)

川田喜久治(日本、1933)●

アンドレ・ケルテス(ハンガリー、アメリカ、1894-1985)

鬼海弘雄(日本、1945)●

木之下 晃(日本、1936-2015)●

北島敬三(日本、1954)●

北野 謙(日本、1968)★

ウイリアム・クライン(アメリカ、1928)

ヴィクトル・コーエン(ギリシャ、1967)★

マリヤ・コジャノヴァ(ロシア、1986)★

桑原史成(日本、1936)●

アル・ラプコフスキー(ラトビア、1981)★

セルゲイ・レベディンスキー(ウクライナ、1981)★

三木 淳(日本、1919-1992)

ラファル・ミラフ(ポーランド、1978)★

三好和義(日本、1958)●

百瀬俊哉(日本、1968)★

森山大道(日本、1938)●

長野重一(日本、1925)●

内藤正敏(日本、1938)●

中藤毅彦(日本、197)★

奈良原一高(日本、1931)●

野町和嘉(日本、1946)●

大石芳野(日本、1944)●

アダム・パンチュク(ポーランド、1978)★

アーヴィング・ペン(アメリカ、1917-2009)

ジル・ペレス(フランス、1946)

トニー・レイ=ジョーンズ(イギリス、1941-1972)

坂口真理子(日本、1987)★

ジョージ・H. シーリー(アメリカ、1880-1955)

瀬戸正人(日本、1953)●

デイヴィッド・シーモア(ロシア、ポーランド、アメリカ、1911-1956)

下薗詠子(日本、1979)★

篠山紀信(日本、1940)●

白川義員(日本、1935)

ユージン・スミス(アメリカ、1918-1978)

ギジェルモ・シュロデック=ハート(アルゼンチン、1977)★

ジョエル・スターンフェルド(アメリカ、1944)

アルフレッド・スティーグリッツ(アメリカ、1864-1946)

ルー・ストーメン(アメリカ、1917-1991)

フランク・メドウ・サットクリフ(イギリス、1853-1941)

髙木忠智(日本、1977)★

高梨 豊(日本、1935)●

田沼武能(日本、1929)●

立木義浩(日本、1937)●

東京るまん℃(日本、1980)★

東松照明(日本、1930-2012)●

富山治夫(日本、1935-2016)●

土田ヒロミ(日本、1939)●

植田正治(日本、1913-2000)

ジェリー・N. ユルズマン(アメリカ、1934)

エド・ヴァン・デル・エルスケン(オランダ、1925-1990)

ムネム・ワシフ(バングラデシュ、1983)★

エドワード・ウエストン(アメリカ、1886-1958)

ハンネ・ファン・デル・ワウデ(オランダ、1982)★

楊 哲一(台湾、1981)★

横須賀功光(日本、1937-2003)●

ピョートル・ズビエルスキ(ポーランド、1987)★

◎本展は、主催者の清里フォトアートミュージアムが、真如苑・社会貢献基金の助成を受けて開催いたします。

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