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いよいよ10/12まで「Doble Body―細江英公と土門拳」

土門拳写真美術館にて開催中の「Doble Body―細江英公と土門拳」展にあわせ、KMoPAは、細江英公の収蔵作品を出品いたしました。
同館・学芸員の田中耕太郎氏と、KMoPA学芸員・山地裕子によるトークイベントが、去る9月5日、同館展示室にて開催され、好評のうちに終了しました。
 
長年にわたり、細江作品による大規模巡回展や回顧展を企画、KMoPAが開館した1995年から勇退まで、四半世紀にわたり、初代館長・細江と仕事をした山地学芸員。
 
トーク会場となった展示室に同館の佐藤時啓館長も駆けつけてくださる中、細江の知られざる人となり、稀有な作品の魅力などを存分に語りました。
 
展覧会は、10月12日(月・祝)まで、ぜひ足をお運びください。
 
会場:土門拳写真美術館
特別展「Double Body―細江英公と土門拳」
会期:2026年10月12日(月・祝)まで
 
写真:田中耕太郎氏(土門拳写真美術館学芸員/左)
山地裕子学芸員(KMoPA/右)
 
 
展覧会の詳細は:
http://www.domonken-kinenkan.jp/exhibitioin/20260624002.html/をご覧ください。

YPOB苅部太郎氏が、東京都写真美術館「ふたたびくみたてる 日本の新進作家 vol.23」に出品

 

展覧会場前のパネル

 
 
9月29日(火)、東京都写真美術館で「ふたたびくみたてる 日本の新進作家 vol.23」の内覧会が行われ、9月30日(水)に開幕しました。
 
出品作家のひとり、アーティストの苅部太郎氏は、2020年度のヤング・ポートフォリオ(YP)でKMoPAが作品を購入した作家です。
苅部氏の作品は今回の展覧会のメインビジュアルにも採用され、フライヤーを飾っています。内覧会には苅部氏の姿もありました。

 
 

苅部太郎氏とKMoPA事務長の小川直美

 
 
ヤング・ポートフォリオ(YP)は、35歳以下の若手写真家を支援するKMoPAの活動です。
YPで作品が購入され、応募年齢を「卒業」した写真家を、KMoPAでは「YPOB」と呼んでいます。
 
苅部氏はYPで、シリコン製のドールと暮らす男性を丁寧に追い、「人間と非人間の境界が溶け落ちた世界」(苅部氏)を提示して強い印象を残しました。

 
 

苅部太郎《あの海に見える岩を、弓で射よ》シリーズ

 
 
映像や現代美術の分野でも活動する苅部氏が今回展示しているのは、あえてエラーを起こしたテレビ画像を生成AIに読み込ませ、その出力を作品にした《あの海に見える岩を、弓で射よ》シリーズです。
人間にもAIにも起こる「勘違い」から、新たなイメージが生まれる様子をとらえています。

 
 

展示風景

 

内覧会・レセプション会場

 
 
KMoPAは今後もYPOB作家の活躍に注目してまいります。

 
 
【展覧会情報】
■「ふたたびくみたてる 日本の新進作家 vol.23」
会場:東京都写真美術館 3階展示室
会期:2026年9月30日(水)~2027年1月17日(日)
詳細:https://topmuseum.jp/exhibition/5423/

 
 
【クレジット】
作品:苅部太郎《あの海に見える岩を、弓で射よ》シリーズ
撮影:スナップ=KMoPA 土居原翔司(学芸員)/会場風景=KMoPA 小川直美(事務長)

2026 DAEJEON PHOTO FESTIVAL 韓国・テジョン(大田)での取り組み

テジョン国際写真フェスティバル2026

清里フォトアートミュージアム(KMoPA)は、2026年9月、韓国・大田(テジョン)で開催された「テジョン国際写真フェスティバル」に参加しました。
当館とテジョン国際写真フェスティバルは、
写真文化の発展と若手写真家の育成、国際的な交流を目的として連携を進めています。

今回のフェスティバルでは、KMoPAが長年継続してきた「ヤング・ポートフォリオ(Young Portfolio)」の収蔵作家を紹介する展覧会を開催したほか、写真家や写真関係者による交流、トークプログラムなどを通じて、日韓の写真文化をつなぐさまざまな取り組みが行われました。

ヤング・ポートフォリオ収蔵作品を韓国で紹介
フェスティバルでは、当館のヤング・ポートフォリオ収蔵作家から選出した7名の作品を紹介する展覧会が開催されました。

国や地域、文化的背景の異なる写真家たちが、それぞれの視点から現代の社会や風景、人々の営みと向き合った作品が、テジョンの会場に並びました。
KMoPAが収蔵する作品が海外で紹介され、新たな場所で多くの方々の目に触れることは、若い写真家たちの表現をより広く発信するとともに、写真を通じた新たな交流へとつながる機会となりました。

清里フォトアートミュージアム ポートフォリオ・レビュー展
今回のフェスティバルに先立ち、2026年5月30日・31日には、大田国際写真フェスティバルとの協働による「清里フォトアートミュージアム ポートフォリオ・レビュー」を大田で開催しました。
レビューでは、韓国・日本の作家が自身のポートフォリオ・プリント等を持参し、館長 瀬戸正人と作品について対話しました。作品そのものだけでなく、制作の背景やテーマ、今後の活動についても意見を交わす機会となりました。
ポートフォリオ・レビュー参加作家17名の作品が展示されました。

写真を通じた日韓交流
9月12日には、フェスティバルの開幕にあわせ、日本と韓国の写真家や写真関係者が参加する交流プログラムが行われました。
参加者はそれぞれの作品や活動について紹介し、写真表現や制作環境について意見を交わしました。
作品を囲みながら直接言葉を交わすことで、互いの活動や考え方を知り、新たな交流が生まれる時間となりました。
翌13日には、「写真表現の現在と未来」をテーマとしたトークプログラムが開催し、当館館長の瀬戸正人と写真家の梁丞佑(ヤン・スンウー)氏が登壇。
参加者との対話を交えながら、現代の写真表現やこれからの写真の可能性について意見を交わしました。

今回の大田国際写真フェスティバルへの参加を通じて、作品の展示だけでなく、写真家や写真関係者が直接出会い、互いの活動や考えを共有する貴重な機会となりました。

KMoPAは今後も、写真を通じた国内外との交流を深めながら、若い写真家たちの活動と表現を広く紹介してまいります。