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< 2025年度ヤング・ポートフォリオ募集について >

 ヤング・ポートフォリオは、例年1月から募集を行っていますが、
2025年は、当館の開館30周年記念の行事などがあるために「秋ごろ」に開始する予定です。

 

募集時期を確定しましたら、当館ウェブサイトに発表いたします。

どうぞ、しばらくお待ちください。

 

< Call for Applications for Young Portfolio 2025 >

We typically begin accepting applications for YP in January,

but for 2025, due to the Museum’s 30th anniversary celebration and other events, we plan to begin accepting applications in the fall. 
 
As soon as the application period is set, we will present it on our website.

Please wait for the announcement.

 

 

11/3(日)2024年度ヤング・ポートフォリオ(YP)作品保存証書授与式

 
1995年の開館以来、今回で第30回目を数えた2024年度ヤング・ポートフォリオ(YP)。
去る11/3(日)午後1:30より、国内、海外から10名の購入作家を迎えたレセプションを開催、作品保存証書を授与いたしました。
 
 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 
 
日本をはじめ、インド、中国からも駆けつけた10名のYP作家には、喜びや感謝の声、作品制作の意図などを、一人1分間にまとめてスピーチいただきました。
 
その内容を受けながら、2024年度YP選考委員の今道子氏、百瀬俊哉氏、瀬戸正人より購入作品の優れていた点や印象についてなど、各作家への温かな言葉が贈られました。
 
晴れやかな式典にふさわしく好天にも恵まれたこの日、参列した来賓や学校関係者、写真関係者と若手作家は、リラックスした雰囲気のなかで、それぞれ交流を深めていました。
 
 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 
 
今回の式典では、去る9月16日に他界した初代館長・細江英公を偲び、生前に収録した動画にて「YPへの思いと理念」をふりかえり、感謝の黙祷を捧げました。
 
 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 
 
 
 

<作家によるスピーチと選考委員による講評>

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

2023, 2024年度選考委員・今道子氏

 

24YP作品保存証書授与式

 

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

2024年度選考委員・百瀬俊哉氏(中央) /
常任委員・中村浩之(左)

 

24YP作品保存証書授与式

 
 

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

副館長/選考委員・瀬戸正人

 

24YP作品保存証書授与式

 

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 
 
 
 

<作品保存証書授与式>

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 
 
 
また、副館長の瀬戸正人は、来年の活動に向けて下記を発表いたしました。
 
瀬戸「2025年は、清里フォトアートミュージアムが2025年に30周年を迎える記念すべき年に当たります。来年は、屋内だけでなく屋外でも展示やイベントを行い、全館を盛り上げていく予定です。そして開館30周年を充実させ、今後のさらなるYP活動の発展に向けて、2025年度YPは、例年の1月ではなく秋ごろに募集を行うことといたします。」
(YP募集の詳細は、追って当館サイト、SNSにてお知らせいたします)
 
 

24YP作品保存証書授与式

 
 
遠方より本レセプションに参加いただきましたみなさまには、心より御礼申し上げます。清里フォトアートミュージアムは、これからもYPを通して世界の若手写真家を応援しつづけてまいります。
 
 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 

24YP作品保存証書授与式

 
 
 

2024年度ヤング・ポートフォリオ購入作家より参列作家名 *順不同

川口 翼
富樫 達也
Taha Ahmad
吟 茜
Ll Ye Zeng Yi
大島 宗久
森 凌我
クガ ハルミ
西山 廉
Huang Ai

自由な発想、自由な表現! 小学生~高校生による「フォトコラージュ・ワークショップ」展
「今のわたし」

 
 
2024年、清里フォトアートミュージアムと、北杜市の「水の山こども情報局」がコラボレーションし、次世代を担う高校生以下を対象とした無料のフォトコラージュ・ワークショップ(以下、WS)を開催いたしました。アートに興味のある地元山梨県の小学生、高校生が参加、講師には、地元北杜市で育ち、当館のヤング・ポートフォリオ収蔵作家である写真家・高島空太氏をお迎えしました。
 
 
 

講師の高島空太氏のバストショット。

高島空太氏は、ヤング・ポートフォリオで4回購入されています。

 
 
 
今回のテーマは、「今のわたし」を表現すること。5月と7月のWSでは、高島氏が撮影した参加者のポートレートを出力し、それぞれが持ち寄った、紙、布、植物など身の回りの素材と、キャンパス上で組み合わせました。
 
 
 

イーゼルを運んでいる写真1。小柄な参加者のものはスタッフが運搬し場所を指示してもらう形をとったが、中には自分の身長ほどもある木製のイーゼルをひとりで運んだ子も。今回ガレリアで行われた展示は展示室出口から左手、中庭を囲む窓沿い(ガラス張りで白いサンシェードがかけられている)に6名と、数メートル先で左に曲がると2つの展示室のちょうど中間部分に接続する廊下のようなスペースがあり(左手は庭を囲む窓、右側はコンクリート打ちっぱなしの壁になっている。この写真で写っている場所)、その壁に沿って6名の作品を並べた。プラス、その近くに高島氏を含む講師側の作品も2点飾られた。

 

イーゼルを運んでいる写真2。最年長、高校生の真剣な横顔。

 
 
 
第3回目となった10月20日(日)のWSでは、それぞれが仕上げた作品の展示と講評会を開催。会場となるガレリアに、子どもたち自身がイーゼルを立て、ランダムに並べた作品を高島さんが再レイアウト。細かな調整を加えることで、子どもたちが作品の見せ方を意識し前後の変化を感じとっていきます。
 
 
 

イーゼルに作品を配置している写真1。まずは子どもたち自身で作品を置いてみる。それを見守る高島氏。

 

イーゼルに作品を配置している写真2。高島氏が主導となり、コミュニケーションを取りながら作品の順番を入れ替えていく様子。どういった手順と基準でレイアウトを決めるのか、プロの作家の実践を見る貴重な機会となった。

 

キャプションを書いている写真1。3人の子どもたちが横並びに机に向かい、丁寧に名前などを書いている。

キャプションづくり。学校、学年、名前を書いています

 

キャプションを書いている写真2。文字のバランスを思案する参加者とその後ろに立つ高島氏。

 
 
 
コラージュした素材を選んだときの思いや制作意図を引き出しながら、作品の良さや特徴をピックアップしようと、一人ひとりに語りかける高島氏の姿勢は、真剣そのもの。
 
 
 

講評中の写真1。高島氏がひとつひとつの作品にコメントをしていく。良かった点、他にはない特徴を伝えるだけでなく、作者本人の好みや制作中の気持ちにも寄り添い、聞き出していった。隣で制作していた他者の作品を掘り下げながら鑑賞したり、同様に自分の作品を見られたりする体験の共有が、子どもたちの学びとなっていたら幸いです。

 

講評中の写真2。

 

講評中の写真3。

 

講評中の写真4。

 
 
 
終始、子どもたちのほがらかな笑い声の絶えないWSでしたが、自身の講評中や、先生の参考作品を見るときには、子どもたちが、ふと静かになり、集中していることがよくわかりました。
 
 
 

講評中の写真5。

 

講評中の写真6。

 

最後に講師陣の作品を鑑賞。高島氏自身の口から今回の作品に込めた思いがプレゼンテーションされた。

高島先生の作品の制作意図に聞き入ります

 
 
 
輝くような個性と伸び伸びとした表現、本展は、本年12月7日(土)まで、ガレリアにて展示中です。ぜひご高覧ください。
 
 
 

集合写真。ピースサインや思い思いのポーズをとって写る子どもたち、中心には高島氏。

 
 
 
最後に、今回コラボレーションくださった「水の山こども情報局」のみなさま、参加くださった子どもたちと送迎くださった父兄のみなさま、講師の高島空太氏に心から感謝申し上げます。
 
 
 

展示室出口側から、子どもたちの作品が並ぶところを見た写真。イーゼルの台の上に乗っている作品と、下に立てかけられている作品があるが、上下は同一作者で、ワークショップの制作日が2日間あり2点作っていた場合の展示方法。上段にあるのが「作者お気に入り」の作品となっている。

 

最も手前側の下段にレイアウトされた作品。インパクトあるコラージュ表現や配色が評価された。参加者最年長の高校生が制作初日に手掛けた力作。

 

展示室の間に位置する方のスペースで、子どもたちの作品が並ぶ様子。一番右にあるモノクロの作品が講師・高島空太氏によるもの。

 
 
 
 
 
 
「フォトコラージュ・ワークショップ」
主催:清里フォトアートミュージアム×水の山こども情報局
会場:清里フォトアートミュージアム
ワークショップ開催日:2024年5月12日(日)/ 7月21日(日)
展示・講評:2024年10月20日(日)
対象年齢:高校3年生まで
参加費:無料
講師:高島空太(写真家 / 2014,2016,2018,2019年度ヤング・ポートフォリオ収蔵)

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